9年前に予言をしていたかのように。
スティーブン・ソダーバーグが、マット・デイモンとジュード・ロウ共演で未知の感染症の脅威とパニックを描いた作品。
タイトルの「コンテイジョン」は”感染”の意味。
今ニュースでよく耳にする言葉、「クラスター」「基本再生産数」「都市封鎖」など、知識が深まっているため、非常にわかりやすいです。
本編では、
・医療従事者の感染および伝染
・買いだめ、爆買い
・無症状の感染者
・加速度的にウィルスが蔓延
・咳と高熱
・葬儀が出来ず集団土葬
・学校閉鎖と都市封鎖
・感染経路の調査
・ワクチン研究開発
がリアルに描かれています。
まさに今の新コロナウィルスを予言していたかのように、映画では事象の数々が実際に発生しており、徹底的な化学考証に基づいているので違和感を感じません。
その背景で、WHOと政府は事態の真相の隠蔽、ワクチン開発による金儲けなども触れているところも興味深いです。
キャストの割には、それほど大作感はありませんが、今の時代だからこそ見ておきたい映画です。