ばるたん

クロッシングのばるたんのレビュー・感想・評価

クロッシング(2008年製作の映画)
4.1
2010年05月13日につづった、たわごとの転載になります。

クロッシング “크로싱”


こんな凄い映画を執念で造り上げて
次に撮った「彼岸島」は、
抜け殻であったのだろうか??

―と、嫌味の一つでも言いたくなるぐらい、
この作品は良く出来た映画だと思いました。

すさまじい!!

けっしてジェットコースターアクション映画ではない
社会派ドラマですが、
まったく緊張感を切らさず、
集中して最後まで見れます。
作り手の、伝えたい、知らせたい、見せたい、
そういった執念が凄まじくて、
引き込まれてしまったような感じでした。

とにかく、あまりに壮絶な運命の家族の悲劇に
思い切り泣かされました。

あくまでフィクションですが、
その中身はきっとあたらずとも遠からず
こういう国が近所にある。

万人にお勧めできる映画ではありません。
目をそらすのは簡単ですが、
ある意味、必見ともいえます。

もう一度言いますが、この作品、
もの凄く良く出来た映画だと思います。
ばるたん

ばるたん