クロッシングの作品情報・感想・評価・動画配信 - 2ページ目

「クロッシング」に投稿された感想・評価

脱北者への取材を元に制作された北朝鮮の現実に迫る骨太な作品。実際の脱北経路での撮影や、撮影スタッフにも脱北経験者が参加されているだけあって、北朝鮮の町並みや生活、そして脱北シーンや収容所などがとてもリアルに描かれています。

家族の絆や、家族や友達を思う気持ち。まるで戦後のような衣食住を巡る北朝鮮の劣悪な環境など、エンドロールが流れても胸の痛みは収まることありません。

凄く意外に思うのが、北朝鮮という国と脱北者を丁寧に描いているのですが、その登場人物たちが「国家への不満」を口にしたり「自由」を求めるような描写が、この作品に限ってはほとんどみられない。

描かれているのは、『ただ、今を生き抜こうとする一途で懸命な姿。』

だからこそ、「強烈な印象」と「影」が心にへばりつく…。

ある程度、覚悟は決めていたけれど…
まさに泣きっ面に蜂…気も滅入る。
それでも、観ておいて良かったと思います。

現実を知ったとて、何も出来ることはないのだけれど…この作品の制作、公開はとても意義深いものだと改めて思う。
metamegane

metameganeの感想・評価

3.9
脱北、親子もの
雨の使われ方はベタながら、辛いシーンの連続をうまく回避し、ロケ地やセットの作り込みがガチ。脱北者への韓国国内の偏見や、脱北支援がワイロでしか成り立たない現状も描いている。
CONAN2

CONAN2の感想・評価

4.5
覚悟して見たのに ヘビーでした、平和ボケの日本人、特に若い人に見てほしい作品、良作!
ひたすら悲しくなるツライ話でした。
ただ、北朝鮮じゃない設定でも通用してしまいそうなベタなストーリーな気もする、、
北朝鮮のリアルな感じがもっと知りたくなる映画
MisoLee

MisoLeeの感想・評価

3.6
北朝鮮を舞台にした映画。結末含め映画というよりドキュメンタリー要素が強かった。現実はそんな綺麗な結末ではないことを物語っている。北朝鮮に行ったことある身としては やっぱり見せたいものと 見せないものは ハッキリされてたんだと実感。
OKcomputer

OKcomputerの感想・評価

4.0
北朝鮮の生活の実態を明らかにした作品。貧しいながらも幸せに生活をしている家族だが、妻の病気を治療する薬を入手する事が出来ず、夫が脱北を決意し、悲劇が始まる。
この作品を観ると、我々の生活は恵まれていると再認識する。医療の心配はいらないし、食べるものにも困らない。
モノが多い事が幸せだとは思わないけど、最低限の生活水準は必要だし、そのバランスって難しいと感じる。
これはフィクションではなく、ひとつのドキュメンタリーである。脱北をテーマにした初めからハッピーエンドなど存在し得ない題材の映画であるが「雨」は国境を越えて降るものなのである。この「雨」の表象によって苦い後味を与える本作は北朝鮮・脱北のリアルを伝える。
セリン

セリンの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が「縞模様のパジャマの少年」をお父さんに勧めた時に勧められた一作。

世界で初めて北朝鮮の日常や現状を映すことに成功したものらしくて、役者の男の子が本物の脱北者にしか見えないほどの窶れてた。15年間で300万人が餓死したって言われる北朝鮮から実際に脱北した30人をメインスタッフにしたらしく、ストーリーはとんでもなくポンポン進んでいくんだけど多分100分の短い間に30人それぞれの出来事を嘘偽りなくつなげた結果がこのストーリーになったんだと思う。主人公の男は、奥さんへの愛はすごく感じるけど、息子への愛の描写があまりにも少ない割に後半では息子を必死に見つけようとするし、いくところ行くところで展開の変化が激しいけど、この映画は、人間関係とか感情とか生き方とかそういうものには焦点を当ててなくて、北朝鮮の現状をより再現することが指名だったんだと思うと、誇張してない人物像や内容であってよかったのではないかと。国境って人間が決めたもので、それがとんでもなく厳格に守られてる。そこから自由に出入りできる場合がほとんどだけど、北朝鮮の場合はそうではなくて、脱北を試みる人の末路は3つ。「生きて幸せになる」「殺される」「生きて地獄を見る」。みんなが幸せだったり希望を夢見て国境を渡ろうとするけど、ほとんどの場合は、収容所行き。その場で殺される方がマシだってことは誰も知らないから命乞いをしては、死ぬまで重労働。とんでもないことがすぐ近くで行われてると思うと、グローバル化は必要だと思った。お父さんが歴史の先生やってたから、映画終わって北朝鮮の歴史の話を色々聞いた。



(読まないことを推奨)
私は、七番房の奇跡、新感染、全く響かなかったほどの韓国映画特有の演出は寒気がしてしまう冷酷な人間だけど、クロッシングは、そういう演出が少なく、泣きましょう!同情しましょう!よりも、これが今の北朝鮮だという事実を全面的に出していたから、勉強になるし、近隣国の日本人として自分は知るべきことだと感じた。
hikarouch

hikarouchの感想・評価

3.5
いま、普通だと思っているこの暮らし。

それが、違う境遇に置かれた人から見たら、奇跡的に素晴らしいもののように映るかもしれない。

北朝鮮の悲惨な状況は、ニュースなどで見ているからわかっているような気になっていたけど、本当は直視したくなくて考えないようにしていたような気もする。

彼らの生活は、過酷で悲惨だ。希望もない。

この映画はそんな真実を伝えている。そう思う。

所属する人員に絶望を抱かせる組織のリーダーを僕は憎む。

組織とは、国家であり地域であり企業でありプロジェクトであり家族であり世界でもある。そんなことも思う。

(2011年鑑賞時の殴り書き)
Zip-ang

Zip-angの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます


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