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「クロッシング」に投稿された感想・評価

nknskoki

nknskokiの感想・評価

3.9
文明が止まっている国それが北朝鮮

僕は北朝鮮の実状を本でしか読んだことないけどこの映画はかなり忠実に作られているらしい
戦時中のような風景だけどこれが21世紀の北朝鮮
インターネットは無く情報はプロパガンダ偏向メディアのみ、薬も手に入らない、食糧も無い
切り離されそして閉ざされた隔離世界
信じられない嘘みたいな世界だけどこれが実状

気が遠くなるような砂漠を歩くシーンは本当に胸が詰まる

人間とは無関係に無慈悲で美しい自然
セピア色のエンドロールに映る少女の笑顔

「イエス?イエスは南朝鮮にだけいるんですか?人を救いに来たのにこんな不公平でいいんですか?神様も豊かな国だけ?なぜ北朝鮮を放っておくんですか?」
みゆき

みゆきの感想・評価

3.7
妊娠中で結核の妻の薬を買うために、中国に渡った北朝鮮の男と、残された母と小学生の息子の物語。
とにかくこの息子に降りかかる運命が「これでもか!」ってくらい悲惨。
この息子役の男の子の演技が凄く上手くて、観ていて本当に辛かった。
飢えに苦しむ北朝鮮の子どもの役だからちょっと心配になるくらい痩せているんだけど、まさかダイエットなんかさせてないよね?

セレブな役が多いチャ・インピョの泥まみれになって働く労働者役が新鮮。
やっぱりイケメンはイケメンだ~

それにしてもなんて国なんだろう。
もうトランプ氏でも誰でもいいから北朝鮮の人達を救ってあげてほしいと切に願います。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
ダイレクトにリアルに脱北って言葉が突き刺さって来る、とにかく綿密なリサーチの結果と作り手側のテーマへの狙いに主張が、見事に作品に反映…家族の絆のドラマとしても一級品で、心を揺さぶられざるを得なかった。
国民ありきの国家ではなく、国家ありきの国民ってのが恐ろしく…家は人が建てるのであって、家が子供を産む訳ではないのに、そんな事も解らないのかと思わず憤ってしまってた。
惜しむらくは、挿入音楽が耳障りに感じた点…興ざめした部分もあり、マイナス。
すごく理不尽で、やりきれないのだが、この男の行く末に目が離せない。
一方で、人間とは無関係で無慈悲なまでに美しい自然が強調されていた。
skgc

skgcの感想・評価

3.9
エンドロールのセピア映像があんなに和やかなのに辛すぎて見れない。

誰も救われないなほんと
ひさびさにただただ悲惨で不憫な映画見たな。

あの国って、一体何を守るためにあんなガチガチに孤立を保ってるんだろうなあ。命も外聞も失うばっかでなにを得てるんだろ?

意に沿わない脱北が題材の映画は、the NETも不条理で不憫だったけど、クロッシングの方が泣かせにくる力は強いね。
コーヒー飲みながらお菓子食いながら娯楽映画としてのほほんと観ている自分がやるせなくなるほど。

事実に基づいた脚本だからリアリティはあるのだがとにかく息子がかわいそうでたまらん。
こんな国に生まれてしまった運命を呪うしかないのかな。


映画とは関係ないんだけど、
一刻も早くこんな国は潰してしまわないといけない。
震災が起こってすぐの頃にTVで流れる映像に心が付いていかず,…でも明るい系も観る気になれず“収容所”モノは心が揺さぶられちゃうので元気な時にしか観ないと決めていたんですが…
あの時期に観て良かったと思えた
とても…いい映画でした。

そうゆう表現だと語弊がありますけど(^_^*)これは“火山高”というすごーくフザケタ(^_^*)映画を撮った監督の映画です。女優のコン氏が好きなんで観ましたが驚く程全く違うテイスト。

北朝鮮から脱北した一人のお父さんと残された息子の物語です。
内容的にはきっと想像できるストーリーだと思いますが…とても、とても、とても丁寧にその想像できるストーリーを描いています。
とても忠実に、そして残酷に。

脱北者から色々アドバイスや意見をもらって制作している様なのでリアリティが切なすぎて・・・・当然涙は溢れますし、特に個人的にが“収容所”モノはなせか心が揺さぶられるので。同じ時代に生きている人、起こっている事実、本当はこの国だけではない現実がそこにはあるのですが・・・。

アジアの一員として…知っていなくてはいけない事だと改めて思った。リアルで辛い、苦しい内容ですが…こんな現実がある世界はやっぱりオカシイって強く感じた。


幸せの意味を思い知らされる映画です。サッカーのシーンとか…切なかった。子供達があんな思いをしている事やっぱり間違っているのにどうにも出来ない虚しさもある。

最終的には不思議なんだけど落ち込んだり、不快とは違う感情だった。現実的で…ある意味潔いというか…このお父さん役の俳優さんもいいんだけど主役の少年がいい。今時の子供にはない戦後の少年みたいにとても素直で芯が強くて…環境じゃなくやはり人間性は持って生まれたものなんかなあなどと感心してしまう。

日本は震災でとても大変な経験をしてコレを観た頃はこれから復興に向けて歩がなければならない時期だったけど…日本人ならきっと乗り越えられる。何故ならこの国はある意味平等で、助け合って行ける国だから。人が人を落としめたり…こんな風に国が人を傷つけたりしないから。こんなに国民を、こどもたちを苦しめて核ミサイルは開発されてるのだから…。

批判や誤解にとられたりすると心外ですが・・・震災は辛いけど日本人に生まれて良かったってあの時期に観たからより強く感じた。
悲しいけど…この映画の様な悲しみではないから。

ぜひ観てください。

ふざけた監督なんですが(^_^*)コレを作った事はとても評価できる。


備忘録

備忘録の感想・評価

4.0
意図せず脱北してしまった人の話。国境とか国とかについて考えさせられる
ベ

ベの感想・評価

-

アボジが本当にバカで役立たず
ただ苦しみぬいた息子の気持ちよ、、
馮美梅

馮美梅の感想・評価

5.0
時々、隠し撮りしたものを、TV番組などで見ることがあっても実際、北朝鮮の人たちが、どんな日常生活を送っているのか誰も知らない。

今日も明日も、北朝鮮から流れる放送は、ピョンヤンの町で沢山の人々が遊園地で遊んだり、携帯電話で会話をしていたりする映像が流れる。

そんな映像を見るたびに、酷く違和感を感じずにはいられない。

違和感を感じていても、ただ見ているしかできない自分達は、一体何なんだろう…

主人公の一家は、身重の奥さんが同時に結核を患い、北朝鮮では高額で貴重な薬を手に入れる為に、河を渡って中国に行こうとする父親。

働いて薬を買うために、いつ中国公安にみつからないかと思いながら、家族のことを思い重労働と薬を探す日々。

残された母子だが、食料も底をつき、母親は死んでしまう。行くあてもなく、父親との約束を守れなかった罪悪感と、それでも父親に会いたくて、ひたすら父親のもとに行くために歩く息子。

そこで仲の良かった少女と再会するが、面影もなくやつれ、お腹を空かせている。国境の川を渡ろうとするが、結局つかまり、収容所に送られてしまう。

毎日重労働と自己批判の繰り返しの日々、今日生きていた人も、次の日には死んでいく過酷な環境…

父も公安に追われながらも、何とか逃げ切り、そしてある人の言葉で、知らないうちに外国の領事館に逃げ込み脱北する。韓国に連れて行かれ、自分たちのそれまで生活してきた世界と、あまりの違いに戸惑いと驚きを隠せない。

毎日毎日、ひたすら薬が必要な妻の為に、働き続けるが、北では見つけることも買うこともできなかった薬が、この国では(韓国)処方箋があれば無料で貰えるという事実。

もうすぐ、もうすぐ妻と息子も韓国で一緒に暮らせると思っていたのに、妻は栄養失調と病気の為に死んでしまって、息子の行方も分からない状態に。

自分はいったい何のため、こんな遠くまで来てしまったのか…工場責任者に「どうして神様はお金のあるところにいるのに、自分たちの国にはいないんだ?どうして助けてくれないんだ」と訴える。

なんとか息子の居場所が分かり、色んなルートで再会できる段取りが出来た。あと少しもう少しで愛する息子と再会できる。

息子も、友だちも収容所で亡くし、やっと父親と再会できる、それだけを希望に中国を移動しあと少し砂漠を越えて国境を越えれば…

でも現実は、ハリウッド映画の様にドラマティックには行かない、歩いても歩いても国境がどこにあるのかわからない。

「死んだら、家族幸せに暮らせるのかな」悲しすぎる。でも単なる北朝鮮はひどい国だといいたいのではなく、そんな苦しい生活をしていながらも、家族を愛し、ささやかな中で、幸せを見いだそうとする人たちが存在しているということ、そして、そんな家族を救うために、命懸けで助けようとする人たちがいて、それでもどうしようもないもどかしさや虚しさを、どこにもぶつけられず見守ることしかできない人たちがいるんですよね。

この作品のすぐ後「ザ・コーヴ」を見たが、思えば、鯨をイルカを殺すなという前に、同じなのに、人間としての尊厳をも奪われ、それでも必死で生きている人たちがいることを知るべきで、そのエネルギーを、そういう人たちを助ける為に尽力してくれたら、どれだけの人たちが助かるんだろううかとふと思った。

映画の最後の様に、皆が笑顔で楽しく過ごせる日が、近い未来に訪れることを願わずには居られません。