ノラネコの呑んで観るシネマ

もしも徳川家康が総理大臣になったらのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

3.4
「飛んで埼玉」みたいなチャラいのを想像してたんだが、意外とガチな政治風刺コメディだった。
ただね・・・どうしても色んな違和感が先に立って、話に入れなかった。
舞台が2020年のコロナ禍で、現実とは別の世界線なのは、まあいいとしよう。
しかしてっきりクローンみたいなのを作って、補選で出すのかと思ったら、ホログラムとは。
要するに空中投影されてる、AIが生成してる映像のキャラ。
この時点で、無いでしょ。
政治風刺するのに、日本の法制度で絶対あり得ない設定にしてどうする。
そもそもAIキャラなら、わざわざホログラム作る必要もないだろ。
細かい点では、まだワクチンができてない時点でノーマスクのフェスみたいなのやってたり、色々ツッコミどころが。
テーマ的にはクライマックスの野村萬斎の演説が全てだが、もうちょっと説得力のある設定にして欲しかった。
原作では一体どうなっているのだろう。
文書では納得出来ても、映像になるとダメってパターンは多々あるけどなぁ・・・・