HiromiA

インサイド・ヘッド2のHiromiAのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)
3.4
思春期は複雑だ。前作でもそうだったけどライリーはとてもいい環境で育っていて、ヨロコビ以外の感情が活躍するのはライリーを安定させるためだった。それでも思春期にはシンパイが活躍する。いかに自分をよく見せるか、いかに他人といい関係を築くかなどなど、シンパイが活躍する。それでもヨロコビやカナシミのない感情の世界なんてありえない。というか登場する感情だけでは頭の中を整理できるはずもない。だから一つの感情(ヨロコビあるいはシンパイ)で支配されていてはいけないんだというお話でした。たくさんある記憶を取捨選択して都合の悪いものは片隅に追いやっているのは誰だってそう。でも都合の悪い記憶にだって役立つこともあるということ。人それぞれなんでしょうが、ライリーのお父さんやお母さんの頭の中でもヨロコビが指令室の中央にいたのは、そういう家族だったということかな。ライリーは歯並び悪くなさそうなのに歯列矯正をしてたのはどうしてかな。ブリーとグレイスはなぜライリーを誘わず別の高校に行っちゃうのかな。コーチがライリーを実力不足と評したのはどの点だったのか、そしてそれを見たライリーは実力を補おうとするのではなくただただ点を取りに行こうとしたのはまだまだ未熟だからなのかな。後から色々疑問は出たけど見ている最中はとっても楽しめました。
HiromiA

HiromiA