少女の頭の中の感情を擬人化したピクサーアニメーションの10年ぶり二作目。
思春期を迎えて新しい感情が芽生えたライリー。素直な喜び、悲しみや怒りだけでなく、他社との関係性も意識した心配やいいなぁなど。大人になる過程で自分自身が分からなくなる。子供は自分に置き換えて共感できるし、大人は過去を振り返って共感できる。なかなかうまい作り。
テーマは「自分らしさ」なんだと受け取りました。いい面も、悪い面も、全部ひっくるめて「自分」なんだと。
前作の感情たちはすでにキャラクターが出来上がってる。新しい感情たちもキャラ立ちしてるけど、肝心な「心配」が単なるパニックになってしまってるのが残念。思春期ってそんな単純じゃないと思うんですよ。もっと新しい感情たちも前に出てきてほしかった。