シェアードユニバースムービーとして宣伝しすぎ感は否めないものの、個人的には今回のドラマ陣出演の塩梅は非常にいい感じだったと思いました。それぞれがそれぞれの場所できっちり仕事をこなしてる感じがかえってあーこいつら生きてんだなって思えて良かったですねー。
病院を出たあとの志摩とか、焼死体を解剖したあとの中堂さんとミコトの会話とか、ドラマを見ていたからこそ噛めば噛むほど味がする。なんか短い出演シーンにぎゅっっってなってて、あれでいいんですマジで。
2本の人気ドラマを引っさげた大衆向けのエンタメ娯楽作かと思わせておいて中身はなかなかヘビーな社会派映画。現代人なら誰もが他人事とは割り切れない問題をこの規模の映画で扱う事にはすごい意義があると思う。
爽やかさと不穏さが混ざりあったなんとも言えない終わり方。映画としては着地したけど、現実全然解決してないよって突きつけられたように感じた。