ブラウンソースハンバーグ師匠

シビル・ウォー アメリカ最後の日のブラウンソースハンバーグ師匠のレビュー・感想・評価

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IMAXシアターで鑑賞。
冒頭からノイズが四方八方に飛んできて面白い。東京フレンドパークでこんなゲームなかったっけ?(笑)
爆発とか発砲が最早ジャンプスケアとして機能していて、同じ列のお客さんのビクつきが振動で伝わってきた。

ジェネリックマットデイモンでお馴染み、ジェシープレモンスの話の出来なさよ……貴方は新薬です。怖すぎる。

大抵の戦争映画は兵士の勇敢さからヒロイズムを感じるものだけど、この映画は戦場カメラマンの客観視でしか兵士を視ることが出来ない。そこに映るのは用意周到な「殺し」でしかない。また、戦争が繰り広げられる「現在」を分断してまでも挿入される写真は、銃とカメラが同列的な武器であることの示唆か。だから、ジェシーの変化はジャーナリズムに基づいた成長とは頷き難く、相手の射線上に平気で立つその姿は戦闘狂そのものだった。正しく、ミイラ取りがミイラになってしまった状況。

使用曲のデラソウルやスーサイドの場違い感は、戦争を「エンターテイメント」することへの皮肉として捉えた。