Ryoko

スリー・キングスのRyokoのレビュー・感想・評価

スリー・キングス(1999年製作の映画)
3.7
デビット・O・ラッセル監督の社会派作品。なかなかの快作。湾岸戦争直後のイラクを舞台に、金塊探しを始めた米兵たちが抑圧されたイラク市民の実態を知ることになる。序盤は金塊に目をギラつかせるも、芽生えた正義感、責任感、仲間意識から軍のルールに違反してでも市民たちを救おうと動く主人公たちが清々しいし、だんだんとかっこよく見えるようになってくる。しかし10数年後に再びこの地が戦場となり多くの悲劇が生まれたことが頭にちらつくので、どこかスッキリできない自分もいる。
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