あおい

ハーフェズ ペルシャの詩(うた)のあおいのレビュー・感想・評価

2.5
イラン研修に備えて、ペルシア映画を鑑賞していこうということで選んだ作品がこちら。日・波斯合作映画。

イランの詩人・ハーフェズの詩を引用しながら、愛について考えるお話。正直、すごい難しいです。ある程度イランについて知ってても厳しめ。

ただ、イラン映画を見ることで風習とかイラン人の行動心理とか結構学べます。マドレセで子どもたちが読んでる教科書の内容が授業でやった教材と酷似してたのも発見のひとつ。

この映画の最大の特徴はキャストに麻生久美子が出てることです。イラン人とチベット人のハーフ役です。イラン人には見えないけど、素敵な衣装で、綺麗にペルシア語を話してました。イランでも麻生久美子知られてるんやってことにびっくり。

特典のインタビューで、麻生久美子が友達にイランに行くって言うと、みんな「大丈夫?」って聞いてきたっていうのを見て、共感( ^ω^ )でも、イラン人はフレンドリーで良い国と言ってて、はやく行ってみたくなる。ご飯は飽きるって言ってました( ^ω^ )

言葉は少なく、人や物の動きで場面展開していきます。しかもとても抽象的に。ですのでとにかく難しい上に目を離すと意味不明になってたりします。映画として面白いかというのは置いといて、文化の勉強になったのでまぁ良し。

「彼女が通った道の砂さえ
私は愛おしい」

「詩に意味を求めてはならない
愚か者のすることだ」

外国語学部図書館#12
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