きゃん

サンザシの樹の下でのきゃんのレビュー・感想・評価

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)
3.5
文化大革命下の中国を舞台に、引き裂かれる少女と青年の悲恋を描いた実話に基づくラブストーリー。ヒロインを演じたチョウ・ドンユイの初々しい演技がかわいらしかった。

文化大革命下の中国。都会育ちの女子高生ジンチュウは、再教育のために送られた農村でスンという青年に出会う。エリートでありながら明るく誠実な彼に惹かれるジンチュウだったが、それは身分違いの許されない愛だった。その後、2人は愛を交わし合う関係にまで至るが…

これぞ純愛というものを見せられた。こんなにまで瑞々しくストレートな恋があるのかと眩しかった。ヒロインのジュンチュウを演じたチョウ・ドンユイがはまり役だった。純粋無垢な少女を上手く演じていた。恐るべし。ヒロインと青年の微妙な心情の描き方が上手かった。相手を思う気持ちが切なすぎて胸が痛くなった。
純愛は美くて切ない。
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