アカデミー賞に8部門もノミネートされながら1つも受賞できなかった映画。
改めて観てみると、時代が時代なら必ず受賞していたと確信できる内容。
一言で言ってしまえば、黒人差別の復讐劇。街の消防署長からひどい黒人差別の被害に遭ったある黒人が、その理不尽さに納得できず、公人たちを相手に復讐を試みる話。
白人だったら絶対に遭わなかった仕打ち。弁護士たちにも総スカンをくらい、追い詰められて襲撃を企てるも、最後は射殺されて終わる。
この訴えをしっかりと発信し、世の中に受け入れられ、アカデミー賞受賞にまで漕ぎ着けるには、ただ時代が早かったとしか言えない。
素晴らしい内容です。