旅芸人の記録に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『旅芸人の記録』に投稿された感想・評価

西東京

西東京の感想・評価

3.8

どこまでも冷静。決して寄らず、常に背景の中で佇む人物たちは時代と場所から逃れられないことを強く意識させる。外に出てキョロキョロ。
同一の空間でカットも割らず時代を超える演出は感動的に使われた『ユリシ…

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備忘録。

キネマ旬報とか絶賛でしたが当時の未熟な自分には響かなかった。
遊

遊の感想・評価

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1939-52年のギリシャ史とエレクトラまわりのギリシャ神話を小一時間予習して臨んだから観終わってけっこう理解できたなと思ってwikiのあらすじ読んだら5%も分かってなくて笑えた 字幕担当した池澤夏…

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イ

イの感想・評価

4.4
これはギリシャ悲劇と当時の歴史を履修してかつパンフのあらすじチラ見しながら観ないとなかなか辛いな、、、でも理解して観ていくとその翻案の凄さに目ん玉飛び出る
法水

法水の感想・評価

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ギリシャ版「アンダーグラウンド」かと思いながら見ると、かなり違っていた。
ほとんど登場人物の名前も出てこないし、時制も入り乱れているからややこしい。

ただ、後半1時間少しはほんとに惹きつけられまし…

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m

mの感想・評価

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占領から内戦へ、銃声を待ち受ける4時間弱。パルチザンにいる弟の存在を心の支えとしながら、起こったことの全てを焼きつけてきた姉の視線。舞台化粧を施した甥の顔つきに亡き弟の面影を見る。そして皆ほんとうに…

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カメラの動きが時間と空間をリンクさせてそのトポスの歴史を引き出すすごさ。広場でカメラが回るだけで動く歴史と1人の人間の滔々とした語りを撮り続ける強さ。
雄介

雄介の感想・評価

4.0
これが、アンゲロプロスの世界か…

誰もいなくなっても尚撮り続ける外側で、何かが起こっていた。

晴れの日は撮影中止。
アンゲロプロス一座の鉄則だったことでしょう。
独裁と内戦と占領を繰り返す晴れの日のないギリシャの歴史を表すような曇り空のみの映画。

今作はまごうことなき傑作だと思う。

それ…

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この映画には三つの時間が流れていた。

一つは、ギリシャ神話エレクトラの物語。
旅芸人の一座はギリシャ神話「エレクトラ」の登場人物の名をもち、それぞれが映画の中で神話と同じような役割を果たしている。…

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