トラウマを抱えた気象学者がオクラハマで発生した超巨大竜巻に寄せ集めチームと立ち向かっていく姿を描いたアクションアドベンチャー。
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた竜巻アクションアドベンチャー大作。映画館で観るべき今年ベストの可能性もあるほどのスーパーエンターテイメント。と思いきや、ただ迫力があって楽しいだけの映画ではない。登場人物や展開やストーリー全てにおいて一流な傑作映画だった。というのもこういう映画ってほとんど主演とかはあんまり観たことない人だったりすることが多いけどこの映画は見たことある人多めだった。主演は「ザリガニの鳴くところ」のデイジー・エドガー=ジョーンズ。竜巻を追う通称竜巻カウボーイを演じるのはマーヴェリックのグレン・パウエル。みんなキャラクターの魅力がすごい。そこがこの映画の特色だと思う。災害パニック映画とかって大体登場人物のキャラクター創造に力を注いでなくてひたすらにディザスターシーンを見せ続けるものが多いと思う。この映画は巨大竜巻に立ち向かう人々の勇気や助け合いが描かれていてそれに加えて登場人物の背景がしっかりとしている。ヒューマンドラマの完成度が高かったからこそ映画に没入できたと思う。もちろん竜巻もすごい。迫力がすごすぎて楽しむよりも緊迫感が勝った。観た後の満足感もよかった。映画館で観たもので純粋にここまで楽しめて満足感があったのはこれが一番かもしれない。