ピロシキ

心の旅路のピロシキのレビュー・感想・評価

心の旅路(1942年製作の映画)
4.3
記憶喪失で自分の名前も家もわからない男が、かいがいしく世話してくれた女と結婚して子どもをもうけたが、結婚してからしばらく経ったある日、ひょんなことから昔の記憶を取り戻し、今度は妻子がいることをコロッと忘れて、フラッと実家に帰ってしまう。

という展開だけでもじゅうぶんおもしろく、この時点でIKKOさんなら「あがるアガるアガル〜!」と言いそうなところなのだが、このあとがまた凄い。すなわち、忘れられた嫁の逆襲である。いやもとい、試練である。

原題の Random Harvest は予測のつかない収穫、とでも言おうか。予測のつかない収穫。それは、主人公が妻になる女性と初めて出会う瞬間。そして、妻である女性と再び出会う瞬間。泣
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