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心の旅路の映画好きのレビュー・感想・評価

心の旅路(1942年製作の映画)
4.5
録画してためていたものを鑑賞。

昔、今は亡き父と、まだまだ元気な母が良く話していた「心の旅路」。
なので、名前は知っていました。今回BS放送で、あ、この映画だ!と即録画。

とても良い作品でした。
白黒作品は美しいなぁとあらためて感心。
女優さんたちが美しい。
あのドレスは黒かな、もしかして深い赤かな、なんで想像も楽しい。

長い長い愛の話。
スミシーも気の毒だけれど、
ポーラ(マーガレット)が辛すぎる。
私がそうなのよ、と告白せずに
記憶が蘇るのを待ち続けるなんて。クールにしていても、1人になったときに見せる涙の切なさよ。

キティも可愛いだけじゃ無くて、演技が上手いなあ。
教会で彼の忘我の顔を見て何かを察する時の表情と言ったら、台詞も動きもないのに全てが伝わってくる。
幸せな結婚が出来ている事を願う。

それからポーラにアドバイスしていた友人のジョンも、切ないな。
愛している人に、他の相手へのアドバイスを、心からしている。
辛いな。

そして満開の花の下でのラストシーン。
感動で涙、こんなに美しいシーンはなかなか無いと思う。


そして、父と母はこの映画を
一緒に見たのかな?
知りたくなってしまった。
まだ元気な母に、今度聞いてみたい。
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