心の旅路の作品情報・感想・評価

「心の旅路」に投稿された感想・評価

ラストは何回見ても感動してしまいます。これを越える映画は出てこないんじゃ無いかというくらいの作品です。ということで5.0点です。
たくみ

たくみの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

1942.12 公開。マーヴィン・ルロイ監督。
原作は1941年ジェームズ・ヒルトンの同名小説。
黒人の描写は無し。


感動した。記憶が戻りそうで戻らないことにお互いもどかしさを感じているシーンがあるが心理描写を強調しすぎないことで客観的に見ることができた。

物語は第一次大戦の時期の話で、第二次大戦同様ドイツを敵国とする描写があり、プロパガンダの意図を感じる。

弱い立場の男性を女性が引っ張っていく構造はこの時期の作品にしては珍しく感じた。

グリア・ガースンは顔自体はそれほど好きじゃないけど演じてる役も含めて暖かさを感じてすごく良い。
田中角栄が最も好きだった映画と聞いたことがある。

だから「記憶にございません」って台詞が生まれたのかな、もっともあれは小佐野賢治の言葉だったけれども。

「心の旅路」は第一次大戦中に記憶を失ってしまった兵士と彼を愛する女性の数奇な運命を描いた傑作メロドラマ。

監督は「哀愁」というこれまたメロドラマの名作を手掛けたマーヴィン・ルロイ。出演はロナルド・コールマンとグリア・ガースン。

戦争のショックで記憶を失ったコールマンは精神病院に入院させられていたが、ある霧の深い夜に施設を抜け出す。

折しも大戦が終結して祝賀モードの町にたどり着いた彼は、のちに運命の女性となる一座の女歌手ガースンと出会う。

記憶もなく言葉すら不自由なコールマンを不憫に思ったガースンは一座を抜け出し、彼と一緒に暮らすことを決める。

記憶は全然戻らないままだったが、彼女の献身的な愛によって、読み書きもできるようになったコールマンは彼女と結婚し、やがて子どもも授かる。

これから幸せな家庭を気づこうとした矢先、コールマンは外出先で交通事故に巻き込まれて頭を強打する。

そのショックで戦争前の記憶を取り戻した彼だったが、記憶喪失後の記憶……つまりガースンとの記憶を全て失ってしまう。

何故自分はここにいるのだろうと思いながらも、コールマンは生まれ故郷に戻ってしまう。

残されたガースンと愛児の運命はどうなってしまうのか、そして彼は再び彼女との思い出を取り戻すことができるのか。

まさに数奇な物語。実はここまでの粗筋はまだ中盤にあたり、この後コールマンが記憶をなかなか取り戻してくれないから(苦笑)、最後まで引き込まれて観てしまった。

サイレント時代からの大スターであるコールマンと、本作の翌年に「ミニヴァー夫人」でアカデミー主演女優賞を獲ったガースンの気品ある演技が素晴らしい。

あとこの時代のMGM作品って本当にセットが豪華。よくもここまでスタジオ内に田園風景を作ったものだと驚くばかり。

ちなみに自分の手元にあるDVDでは、「豆スープのような霧だ」という台詞が「ひどい霧だ」に訳されていたが、やっぱりここは大事なシーンなので印象的な「豆スープ~」にして欲しかったと思う。

■映画 DATA==========================
監督:マーヴィン・ルロイ
脚本:クローディン・ウェスト/ジョージ・フローシェル/アーサー・ウィンペリス
製作:シドニー・フランクリン
音楽:ハーバート・ストサート
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
公開:1942年12月17日(米)/1947年7月8日(日)
PalmaRosa

PalmaRosaの感想・評価

4.0
過去鑑賞済だったけどマークしてなかった。
「かくも長き不在」観たあと、この映画のこと思い出してまた観たくなって。
やっぱりいい映画だわ。美しいラストシーンが忘れられない。
felicity

felicityの感想・評価

4.5
久しぶりに見たけどやっぱりものすごく好き!

第一次世界大戦で記憶を失った男が愛する女性に出会って幸せに暮らしていたけど、事故を機にもとの記憶を思い出して結婚生活のことは忘れてしまう…っていう超メロドラマ。

ツッコミどころもあるし(突然の歌とダンスとか)セット感も満載だけど、主役の二人が最高だしラストはわかってても泣くしかないよね。基本良い人しか出てこないところも優しい映画。スミシー!
KnI

KnIの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

-2018/05/29-
心の旅路の終着点。
分かっていてもその結末には涙してしまう。
エネルギー溢れる明朗快活さと耐え忍ぶ女性の強さ、そんな2面性を表現するGreer Garson に賞賛です。

-2014/06/10-
いつ思い出すのか、いつ思い出すのかともどかしくてしょうがなかった。 健気過ぎて…(´Д` )
長いけど素晴らしい映画
5.0
hirogon

hirogonの感想・評価

4.0
切なくも最後は笑顔になれるラブストーリーです。
いわゆる”記憶喪失物”ですが、記憶を取り戻して以降の展開がよく出来ていて話に惹きこまれます。
原作は、「チップス先生さようなら」、「失われた地平線」等で知られる、ジェームズ・ヒルトン。

第一次大戦終戦前後の頃のお話です。
ジョン・スミス(ロナルド・コールマン)は、フランスのアラス戦場で記憶を失い、イギリスのメルブリッジ精神病院に入院していた。
”ジョン・スミス”という名前は、記憶喪失で本当の名前が分からないために、病院でつけられた仮の名です。

精神病院を抜け出したジョンは、街でポーラ(グリア・ガーソン)という女性と出会います。ポーラは旅回りの踊り子。
その後二人は、恋に落ち、結婚し、子供が産まれ、、、幸せな家庭を築いていました。

しかし、ある時ジョンが交通事故に遭って、元の記憶が戻るとともに、ポーラと過ごしたジョンとしての記憶を失ってしまいます。
彼の本当の名は、”チャールズ”。実家は裕福な実業家で、チャールズは父の跡を継いで社長となります。

この後、チャールズとポーラがどのような人生を送り、再び、どのように人生が交錯していくのか?
ジョンが突然に居なくなったポーラの気持ちに寄り添って、ストーリーを追ってしまいますねぇ。


(以下、ネタバレ)
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二人は時を経て再会するのですが、チャールズの記憶が戻っていないため、ポーラは”マーガレット”という仮名を使っています。

ある時、チャールズは仕事でメルブリッジを訪れた折に過去の記憶が蘇ってきます。
記憶をたどり、人に話を聞き、ポーラと過ごした家を訪れるチャールズ。

ポーラは、一人でチャールズと過ごした場所に旅行中でしたが、たまたまチャールズらしき人物がそこを訪れていたことを聞きます。
ポーラも二人で過ごした家にやってきて、家の前に佇むチャールズを見つけます。

振り向いたチャールズが発した言葉。ポーラだけでなく見ている自分も嬉しくなるエンディングでした!
犬

犬の感想・評価

4.0
議員

1918年秋
英国中部の精神病院にいる記憶をなくした男
休戦の知らせが届き、街へと繰り出す
そこで優しく明るい女性ポーラと出会い、ポーラは彼をかくまうのだが....

何という愛の物語!

なかなか飽きなかった

ステキなステキなお話です

辛く切ない感じあり
そして、ラストは感動的

雰囲気も良かったです

グリア・ガーソンの表情といい、演技が素晴らしい
スーザン・ピータースは超可愛かった
グリア・ガースンの母感がやばい(語彙力)
うるふ

うるふの感想・評価

4.0
『心の旅路』

小説を原作とする実写化作品。
確か原作者が『ミニヴァー夫人』を書いた人でもあったはず。

ということは、ヒロインのグリアガースンは実写化作品に2つともヒロインでキャスティングされたこととなる。

この映画は主人公とヒロインの演技の巧さに尽きる。特に表情。

それがセットのお粗末感を打ち消してくれる。

前半での失語症の演技でイメージが作られるぶん、後半でのキリッとしたダンディなデキる男の雰囲気にやられてしまう。

ヒロインの登場シーンは息を呑む。

何事も無かったかのように再登場してくるものだから、元からそういう設定なのかと思わせるほどだと思う。

これほど人を本気で愛せるだろうか?
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