【中身スカスカ何をしたいのか意味不明】57点
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監督:デイブ・デリック・ジュニア他
製作国:アメリカ
ジャンル:アニメ
収録時間:100分
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2024年劇場鑑賞27本目。
すみませんが、ちょっと評価が高い理由がわからない。ただただアドベンチャー映画としては成立していますが、中身スカスカの意味不明な映画でした。前作は滅茶苦茶良かったので途轍もなく残念で、期待外れでした。ここ最近では『モアナと伝説の海』と『ズートピア』は同世代のディズニーヒット作品。これでは『ズートピア2』も心配されてしまいます。
ただ、まあ2作目って基本的には1作目より劣るというのが映画界の常識でもあるので、普通の現象といってしまえます。映像美は良く、ミュージカルも多くそのあたりは良かったですが、それだけ、という感じでしたね。
前作から数年。モトゥフェトゥ島を沈めた神・ソロと対峙するマウイ。モアナはマウイを救うべく危険な航海にでるのだが。。
は？何の話ですか？テーマ性が全くなく、ただただとってつけたような設定に従うかのように物語は進みます。新キャラも魅力がなく、鈍臭さが目立ちまくりイライラしてきます。モアナが今作では妙に終始ハイテンションなのも気になります。海の壮大な映像は文句なしですし、アニメーション技術もここまで来ているのかと感心させられてしまいます。
しかし、その技術とモアナというビッグタイトルに頼り、ストーリーがお粗末になってしまうと白けてしまいます。後で調べてみたら、元々は数話のアニメでやる内容だったそうな。これではモアナ2ならぬモアナ1.5ではないか。ラストバトルも印象が薄く、前作のテ・カァの足元にも及ばないレベルのインパクトの薄さ。非常にもったいないです。
前作では果敢な女性の姿、ポリネシア系の物語に焦点をあてていて、それで成功したのですからさらにそこからステップアップしていかないと、ただの焼き直しにしかならなくなり、続編を出している意味があまり感じられません。そこまで悪いというわけではないですが、映像だけ見ててまあ見応えあるね、くらいしか感想が残らないのでこの点数です。期待していただけに実に残念でした。
