セロリ

理由なき反抗のセロリのレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
3.5
これが噂のジェームズ・ディーン!赤のブルゾンに青いジーンズ、多くは語らず誠意を見せるこのイケメンから若さゆえの危うさ、脆さがビシバシ伝わってきた。
スーパーマンがいないならスーパーマンになればいい、と言うように、求める父がいないのであれば自分がそうなればいい的な。
多感な時期のよくわからないことで悩むこの年代の子たちには、理由がないようであるのだ。
父の不在、理想と現実との違いに揺れる子供たちを見ていると、大人って何なんだろうかと不思議に思う。物事に対して真摯に向き合わないのが大人になるというのか、悩みを自覚し忘れようとするのが大人なのか。
答えが出ないのでこの映画に対してもモヤモヤとするのだ。
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