このレビューはネタバレを含みます
普段アニメ映画はあまり観ないですが、評価高かったので期待して観ました。期待を裏切らず、とても良かったです。
後半の様々な"ルックバック"の畳みかけが素晴らしかったです。
また、パラレルワールドの繋ぎもシームレスでしたし、それを繋ぐのが4コマ漫画というのも綺麗でした。
京本が生きれる世界線は、藤野にとって京本が今ほど大切な存在になり得ないですが、それを願ってしまう藤野が切ない。
でも、そこから逃げることなく、京本が亡くなった世界線に戻ってきて、回想して、京本の半纏をみて、2人で過ごした時間が肯定されたと感じます。
静かに、ぼーっと、気づいたら机に向かってちょっと手を動かしている。大袈裟に立ち直らずに、でも、ゆっくり歩きはじめた姿がリアルで好感を持てました。