クソ面白い。
ウェイランド・ユタニの経営する植民惑星がブラック過ぎるので、若者たちが軌道上を漂流してた謎の廃ステーションから冬眠ポッドと燃料をパクって、新天地に脱出しようとしたら、そこは例のアレの巣窟だった、と言う話。
時系列ではオリジナルの「1」と「2」の間なんだが、内容的にも伝説的な二作をブリッジする作品として完璧だ。
前半はビジュアル的にも物語展開も、リドリー・スコットが続編撮ったらこんなだろうなーと思わせ、後半になると熱血のキャメロン節。
両巨匠にリスペクトを存分に捧げながら、さらっと自作へのセルフオマージュまでぶち込んでくる、アルバレスの見事な変幻自在。
宇宙船のモニターが全部CRTだったり、年代感の再現を含めて、「エイリアン1.5」の狙いは見事に成功している。
物語も、「1」と「2」をベースにしつつ、新たな要素も加え二転三転危機また危機、全く先を読ませない。
終盤には久々に「どっひゃー」と言う展開が待っていて、シリーズの一作としても、独立したSFホラーとしても素晴らしい仕上がりです。
ブログ記事:エイリアン:ロムルス・・・・・評価額1750円
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