こわ〜いかったけど満足感でいっぱい。IMAXで怖さ倍マシでした。映画が終わって隣の席の見知らぬ人にも「怖かったねー」的な笑顔で共感を求めたぐらい。スルーされちゃったけどね。
とにもかくにも映画館で観ることができて大正解。友だちと観に行って楽しいヤツでした(私はボッチで鑑賞)。
『プロメテウス』('12)も『コヴェナント』('17)も好きだけど、本作はパート1の『エイリアン』('79)で味わった恐怖がグッとグレードアップして今の時代に甦ったかのよう。ストーリーはシンプルだけどメリハリが効いていて、キャスティングも特殊映像も音響も全てがシリーズの中で群を抜いていたと思いました。そしてなによりも怖さを煽る“ホラー”演出が満載でずっと緊張しっぱなし。
私は怖さのあまり、ずっと全身に力が入りすぎてしまい、全てのジャンプスケアにいちいち腕だったり足だったりがジャンプしてました(私の笑顔がスルーされたのそのせいだな)。
本作の時代設定はパート1と2の間なのだそうですが両方観てなくても十分に楽しめると思います。
それ以外に思ったことをつらつらと。↓
☆ 今回のアンドロイドは過去最弱。でも最高。
☆ ヒロインのケイリー・スピーニーは適役。彼女を初めて見たのはHBOドラマの『メア・オブ・イーストタウン』('21)。活躍の場が広がっているのが嬉しい。
☆ 宇宙船内のコントロールパネルやコンピューターなどのテクノロジーが70年代風で逆に新鮮。
☆ 宇宙船内の重力オン/オフ演出が新しかった。
ところで、“アシダカグモ(イエグモ)”ってフェイスハガーみたいに俊敏でジャンプまでする強者ですが、我が家ではこいつが出現するとゴキブリより大騒ぎとなります(益虫だっていうのに…)。エイリアンを観たせいだな。