mizuki

めまいのmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

めまい(1958年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック作品の中では一番微妙でした。

前半を完全に伏線に使って後半ネタバラシというのはレベッカとかでもそうだったんですけど、途中、何を目的とするのかというところが完全に行方不明になってしまうのでとても退屈でした。

主人公がまず好きになれなかったです。気持ち悪いです。不倫した後はコスプレさせる。気持ち悪いです笑笑

オチも好きではなかったです。ヒッチコックは勧善懲悪なので少し予想はしていましたがハッピーエンドにしても良かったんじゃないかな〜って思ってしまいました。なぜなら個人的にバッドエンド系が嫌いなのと、キムノバクを死なすにしてはスチュアートの狂気的なコスプレのくだりが長い…。あそこまで長くして、やはりキムノバクがそれでも、スチュアートといたいと思っているというのを見せ付けられれば、ほんとに人を殺したのは違う人であることも含めてキムノバクはああいうオチにしなくてもいいのではと思ってしまいました。キムノバクも弱みを握られていて犯行の手伝いをさせられ、次は真相を知っているキムノバクの命が危ないためスチュアートが助けようとする。その際にめまいをを克服する。というストーリーを期待していたので最後ああなるのは少し後味悪くてうーん…。

でもめまいを上手く表現したなとは思ったし、キムノバクがやっぱり生きていたというどんでん返しは面白かったです。
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