フクイヒロシ

めまいのフクイヒロシのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
3.5
古い映画でも「今見ても普通に面白い!」ってのもあるし、
映画史的なことを知らなくても「面白い!」ってこともある。

この『めまい』はこれらの点からするとちょっとつらいのでは。。

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どうみてもテンポが悪いし、
色へのこだわりもあざとくてうっとおしい。。

アニメが入ったりして撮影技術も当時は斬新なんだろうけど、
今から見ると「頑張ってるね」としか。。

登場人物が少ない割にそれぞれが表面的。
男性性と女性性の対比なんだろうけど、今からすると表層的。

キム・ノヴァクがあまりにも美しいし、オッパイボインでウェストキュキュッなので、
「女性はここまで美しくしないといけないのか…」と女性の生きづらさは強く感じました。


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事件の真相が見えてきてからもまた長くて。。

ラストのラストはビックリした(ていうか笑った…)けど、それまでは予想つく展開だし、テンポがやはり遅い。


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あの塔は男根のメタファーかと(すみません、いきなり)。

で、〝高所恐怖症〟などという女々しい弱点(映画内でも言ってる)を持った主人公の男は塔の先っちょまではいけない。

高いとこ怖いから塔の先っちょまで行けずに、事件の真相を知らない。

(歪んだ)男性性を取り戻した男は階段をザンザン登って行って、塔の先っちょまでたどり着く。


ネタバレはコメント欄に。。