めまいのネタバレレビュー・内容・結末

「めまい」に投稿されたネタバレ・内容・結末

映像に酔う!めまいショット、アニメ表現、運転シーンでとことん酔わされる。クラシックなサスペンスだと思っていたらタネは早々に明かされて、その後は心理的な怖さがじっとりまとわりつくんだなあ。メガネっ娘の友達が出なくなってからはずっとジトジトしてる…。
「本当のジュディ」はスコッティにとって全然魅力的じゃなかった。服を変えたり髪を変えたりしてみたけどなんかちげーなーって、勝手な話だけど、自分は幻想を愛してたのか!って悲しくなっちゃうのは分かる。アイドルのスキャンダルでキレまくるファンの悲哀にも通じるものがあるね。

自分を助ける為にビルから落ちた同僚を
間近でみてしまった為に、
トラウマで高所恐怖症になった
元警部の男スコティの話。

死人が妻に取り付いてるからつけて欲しいという。
今後どう高所恐怖症を絡めてくるのか
分からなかった。

その旧友の妻をつけているうちに海に身投げ
したところを助けた事がきっかけになりスコティ
とマデリンの二人は恋に落ちる。
記憶喪失?錯乱状態になったマデリン
(結果的に自殺判決)を追って
高い塔の上にのぼり、高所恐怖症でめまい、
成る程、、、

実はマデリンは自殺ではなく、
夫とスコティの元恋人による犯行だった。

後半はかなり狂ってた サイケデリックだし
その元恋人をマデリンそっくりにしたてあげるし、、

あの時と同じショックを味わえば自分の恐怖症は
治ると思い込み、マデリン化させた元恋人を
マデリンがした 殺された塔へと誘い突き落とそうとする。

最後は、声がしたので上がってきたクリスチャン
に驚いて、自ら塔から落ちてしまい、エンド
不思議な映画やったなぁ
ヒッチコック映画を、ここまで技法や歴史的背景を踏まえて鑑賞したのはこれが初めて!面白く、奥深い。

サスペンスかサプライズか。
原作の小説と変更を加えることで、サスペンスをサプライズに変えた監督。随所随所に、POVが用いられて原作には登場しないミッジの重要性や、スコッティとマデリンの心の通いを上手に描いている。
この映画の1番の特徴は、めまい。カメラの簡単な技法を一工夫するだけで、実際のめまいを観客にも体感させており1番の見どころである。
また、マデリンとジュディのそっくりなのに、どこか雰囲気が異なるふたりの服装がとても気になった。
マデリンはもはや氏を決意した喪服のような黒のドレスやグレーのシンプルなスーツを好む。他方でジュディは真緑のニットワンピースから若草色のカーディガン、薄紫のドレスまで様々な色を着こなす。
彼女達の服装にも、キャラクターが現れているように感じた。
最後のこの映画で注目されるのは、フェミニズムの仮想敵。見られるだけの女性と、見る(支配する)男性があからさまに描かれており一部からは批判もある。スコティに染められていくジュディは、確かに意志を持っているがスコティの為に抑えている。何が正しかったかは分からないが、自身の選択であればフェミニズム関係ないのでは、、?彼女には見られるだけの存在になるか、そうではないかの選択する場面があったはず。


最後の最後まで2人が(どうなるのかという客観よりも、能動的にどうするかが気になった)どうするのかわからなかった。ラストは衝撃的だが、その"起きてしまった"感がすごくリアルでよかった。
この映画から学べることが多そうで、とても興味深い!!!
『めまい』

・ミステリーコーナーにあったから必死で犯人推理してたけど、犯行に関しては分かりやすくて「なぜ名作?」と思っていたけれど、登場人物の心理描写に引き込まれた。恐らくこっちが見せ場だったんだと気づいた。
・尾行絶対気づかれる。敏腕刑事であった過去を疑ってしまう。
・ジュディの「あなたの言う通りにするから愛して欲しい」という台詞は共感してしまった。ジョンのやっていることは最低だけれど、愛の条件があるならそこにぴったり当てはまって愛されたいと思ってしまう。
・ジョンはカルロッタのネックレスを見てジュディとマデリンが同一人物と気づいたようだったが、なんの疑いもなしにジュディにマデリンの容姿をあてがっていたのだとしたら頭がおかしすぎる。
・ミステリーではあったけれども、とても切ない気持ちになる映画だった。ヒューマンドラマな感じ。最後のジュディが犯罪に関わっていたことを知りつつ、マデリンを愛していたと言いつつ、ジュディのキスを受け入れてしまう葛藤や情欲、過去への執着が面白かった。
・最後、シスターが出てきてそれに驚いたジュディが転落していく描写は「罪を犯した者は裁かれる」キリスト教圏の文化が強く見受けられたように思う。神のご加護を(?)的なシスターのセリフで終わるのは本当に皮肉だ。
・ジュディを階段に上がらせて高所恐怖症を克服したジョンは、また多分ジュディのせいで高所恐怖症になるんだろうなという最後。
・全体的に薄暗い雰囲気が漂っている大人な映画。何故依頼人の旧友は妻を殺したかったかも知りたかった。
錯乱してるシーンはカッコよくて面白いけど、後半の抗えなさがほんと気持ち悪くて…
女の人の口から目のドアップが印象的なop

人妻に恋をして、似てる女の部屋にまで押し入る主人公は不気味
終わりが唐突

高所恐怖症のトラウマ
カンチレバー式ブラ
造船所の社長夫人の尾行
ピンクのバラのブーケ
緑の車、ドレス、ネオンライト
おばあさんのネックレス
スペイン風の教会、鐘楼の階段
ありのままの私で愛されたい、あの彼女をもう一度愛したい
鐘楼の上でシスター登場
過去を再現するうちに、死まで再現してしまう。
直後の感想は微妙でした… スコティがサイコキラーになってるし感情移入できないし なんか腑に落ちないな〜と。

その後あの町山さんの解説聞いたのですが、それでやっと映画史上最も重要な作品とされる意味が分かりました。

解説の中で1番驚きだったのが、ヒッチコックはサスペンスを撮ろうとしたのではなく、心理学的な要素を取り入れていたことです。というのもそもそもトリックが破綻しているので(マデリンの死後、葬式に参列していれば本物のマデリンの顔を知ったはず)、注目すべき点はスコティがマデリン演じるジュディを愛していたのではなく、あくまで幻想のマデリンを愛していた点。婚約を破棄したミッジだけがスコティを現実につなぎとめる人物だけど、スコティはマデリンを選ぶ。

ヒッチコックは女優に対して髪型から服装、仕草まで指導しコントロールするらしいです。その点がスコティと同じで、男性が女性に対して幻想を投影している点が当時の道徳観に反するし今もそうですけど、悪いものを悪いまま描いている点は作品として素晴らしいようです。

と、理論はとても面白いのですが感想としてはん〜という感じでした…
冒頭のトラウマになるシーンから、ドキドキッとさせるサスペンスの見せ方が完璧。

絵が綺麗。全シーン、画面が完成されてて、なんだろう、CGとかワンカットとかそういう技術的なこだわりじゃないし、ヒキ、寄り、ヒキ、寄りでシンプルなんだけどとても見やすいし1画面1画面がすごく丁寧。画面の隅まで気を配られてるような。

予想を裏切られる展開で面白かったし、前半の尾行→少しずつ不思議な行動の理由が明かされていく感じはすごく面白かった。
でもラブロマンス的な部分にあんまり感情移入はできなかった。まぁ好きとか惚れたにあんまり理由っていらないのかもしれないけど笑
後半冗長だなーと思ってたら最後にちゃんと展開があってドキッとした。
ハッピーエンドはありえない

この物語、この時代にこのようなバッドエンドお提示してくるのはハリウッド産の映画としては珍しい。と言っても、このラストは当時からすれば当たり前、と言ってもおかしくないだろう。全くもって触れられないエルスターの妻殺し。不本意とは言え加担してしまったジョディとジョニー。この罪を背負った二人に幸せな結末は待っていない。おまけに真実も嘘も混在する中で真実の「愛」とやらも失い、ボロボロになったジョニーはラストシーンでさらに途方にくれるのだろう。この物語はとんでもないほどの悲劇でありながら事件の本質には沿わないユニークな者なのである。「巻き込まれた」二人は運命的に結びつき、必然的に命を落とすのだ。

この物語の秀逸なところは、ジュディが観客を見ながら種明かしをするまで物語がクリアにならないところだ。オカルトちっくな幽霊から始まり、本当に死んでしまって、そしてソックリさんに会って…という展開は非常にファンタジーな設定だ。ヒッチコックのことだからそんなのありえないだろう…とは分かっていても、この作品は終盤になるまでその謎をこじらせる。だから必然的にストーリーに食いついてしまう。特にジュディが現れたあたりで、ますます自体はこんがらがり、ジョニーの幻想ではないか、とも思えてくる。だからジュディの種明かしがあったことは非常にすっきりとする者だった。そしてそのあとは神の目を持つ「第三者」としての観客を楽しむことができた。ここにはヒッチコックが予測した通り、サスペンス的な緊張感を味わうこともできたし、ジョディの心理に目を向けることができた。ジョニーは偽りのマデリンしか愛せない、この事実はジョディを苦しませる。

緑のネオンに照らされたジュディの不安定なシルエット。マデリンの初登場シーンの赤。ジョニーの幻覚を表すアニメーション、そして何と言っても洒落すぎてるオープニング…きたる60sのシックさが全面に溢れ、危ない雰囲気で映画は染められている。まず冒頭に主人公が死にかけ、助けようとした同僚の死を目撃している。その事実で幕が開けるわけだから、この話はハッピーなものにはならないだろう。
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