つい

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿のついのレビュー・感想・評価

4.0
「相棒」2本目の映画で早くもスピンオフという異色作。警視庁特命係の数少ない協力者である六角精児さん演じる鑑識課の米沢守が主役の映画。
ドラマを観てないとこの映画の魅力はかなり薄れますが、ちょいちょい気になる米沢というキャラを主役に抜擢したセンスが素晴らしい。

1作目の映画『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』の終盤、米沢さんに起きた出来事を描いた映画。

ドラマでずっと米沢が離婚して行方知れずの元妻のことを語ってまして、映画の導入はグッと引き込まれます。
いやいや元妻が紺野まひるさん!嘘だろ!?ってw

で、他のキャスティングも凄く豪華で、米沢とバディを組むのが萩原聖人さん演じる相原刑事。市川染五郎さん、伊武雅刀さん、片桐はいりさん等々。そして警視庁のお馴染みのメンツも登場しますし、1作目の映画の時の話なので特命係の亀山薫が登場するのがなんとも嬉しい。

事件を解き明かす様も面白いんですけど、今回の映画で主要なテーマとなるのが「天下り」。右京さんだったらそんなん知るか、って感じなんでしょうけど、米沢の視点で描くというのが面白い。

本編とは関係ないですが、米沢さんのギターやお部屋初公開とかなかなか見どころもあります。
個人的には、伊丹さんが「鑑識課の米沢」って電話でいうシーンと、角田課長が鑑識の部屋に米沢さんを訪ねて「暇か?」と言うシーンが大好き。

スタッフロール、なんて切ない映像をこんなにも多数撮影してるのよ。幸せになって欲しい...。


ドラマ「裏相棒」の存在を知って興味出てきたんですけど、TELASAにはないみたいなんで、本編に戻ろうと思います。
つい

つい