マーク・ポロニア監督の映画は、正直あんまし積極的に追っかけてはいないのですケド、中で今作は（現時点での）ワリと最新作…みたいなコトなんですかね。サメ映画に関してはコレでもか！と撮りまくってるって印象もあったのですケド、少なくとも国内に正式に輸入された作品をチャンと数えると精々10作品弱くらい…なのですかね。んで勝手な印象ですケド、その中でも今作は取り分け「コンセプト」が分り辛い…と言いましょーか、確かにあの『ジュラシック・シャーク』の正統なる続編…ではあるよーなのですケド、演出にせよ展開にせよ率直に「（とは言え）ナニがしたいのか終始イマイチ分かんない」という感覚がだいぶん強いですね。兎にも角にも近年のＣ級（以下の）サメ映画の中でも、相っ当にチャチな方のつくりではあります（⇒何とな～く、10年以上前のあの悪名高いＺ級『エイリアンVSアバター』並の「ド素人」感を少しダケ彷彿とさせられた…とでも言いますかね）。
ただ、だからとゆーか逆に（小賢しくプロを気取った）「狙ってる」感とゆーのも、あくまで個人的にはやや薄かった様にも思えて、もはや唯々自分の好きな様にやってるダケ…みたいな無造作感もあるかな～とも思ったのですよね。音楽のチョイスが終始イカレてて（コレも）ウケ狙いなのかナンなのか俄かには判断が付かないコトとか、その一方でどーでもいいニュース風のシーンがブリッジとしてワリかし機能してた様な気もしちゃう…みたいなトコロも含めて、こ～んなジャンルとは言え何らかソコに特化した「テク」みたいなモノが垣間見えてしまった…様な気もするのですよ。結論、ナニか、段々とこのジャンルにも少なからず「奥行き」みたいなモノが生まれつつある…というミョ～な予感すら覚えてしまう…みたいな感じですね。
