餅太郎

イカとクジラの餅太郎のレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
3.9
作家である両親の離別に戸惑う2人の息子の話、と捉えてもいいし、離婚の時期を誤って子供を巻き込んだ利己的な両親の話、でもいい。
世間的な評価では高慢で高圧的な父親を非難する女性の方がやや多そうだけど個人的には母親も大概に嫌な女だと思う。つまり、自分は子供目線でこの映画を見たようである。

80年代の感じ(70年代を懐かしみつつの)が好きな人にとっては垂涎モノの雰囲気があって、書籍や音楽やカッコいいボルボとかファッションとかがかなりいい感じなんだけど、オススメして受け入れられられる気はあまりしません。

私は何年か経ったらまた見ると思います。

親世代の葛藤よりは、振り回される子供の心情が多く描かれているので鑑賞にはご注意を。

ちょい役ですが、カウンセラーをケン・レオンが演じています。あなたも必ず何かの作品で見てて印象に残っている筈です。気になる俳優さんの1人。

*調べたら監督の自叙伝的な作品でした...
あららら
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