監督・脚本 塚本連平、原作 小倉孝保「35年目のラブレター」西畑保さんの半生と妻への愛を描く。実話に基づく。
主題歌 秦基博「ずっと作りかけのラブソング」
主演は笑福亭鶴瓶、共演は原田知世、重岡大毅、上白石萌音、江口のり子、笹野高史、安田顕ほか。
君は僕と結婚して幸せでしたか。
今日から私があなたの手になる。
奈良県、来年65才の定年を迎える西畑保(笑福亭鶴瓶)は、貧しく文字の読み書きができず、妻の皎子(原田知世)に支えてもらっていた。若い頃は職につくのも大変で、寿司勝の大将、逸見(笹野高史)が雇ってくれた。
定年後、字のことで苦労をかけた妻に、字で感謝を伝えたいと夜学に行き始める。妻は、万一、私が先に亡くなることがあっても苦労しないように、背中を押す。夫は字の読み書きはできないけど、接客では喋りが得意な人柄で、支える人たちの間でもともと、あったコミュ力がついた。
★二人とも両親を亡くしたり苦労をしているから、人の痛みがわかり、苦手なことは受け止め支え合う人間力がある🥰🥰。
★普段は優しい妻なのにネズミが出てくると、ほうきを持って追いかける妻(若い頃)。今日はこれくらいにしたるわ(妻)。小さい頃、耳をかじられた(夫)。ドラえもんか(妻)🤣🤣。
★保が夜間中学の先生(安田顕)に、早い人は中学や高校の課程を次々に終えていく中、7年間続けても、あかん、もう駄目ですわと、珍しく泣き言を言うと、7年間分の成果を見せ、一年一年、どのように変わってきたかと見せる。ほら、こんなにできるようになりましたよと励ます🎊🎊。
★貧困など家の事情で学校に行けなかった人、外国からの移民で漢字が難しい人、心的外傷で人と同じ空間が苦手な人。コミュ力のある保が笑顔でそやなと次々に心を開いていくのが微笑ましい🌺🌺。
★誰にでも得手不得手があるもの。それを抱きしめ、包み込む優しさがある💖💖。
★昔から辛いという字に、一本棒を引くと幸せになるという話はよくあるけど、エピソードがあるから、今まで聞いたスピーチの中で、最後の保(笑福亭鶴瓶)の言葉が一番響きました✨✨。