物語も演技も衣装もカメラワークも音楽、構成する全てが完璧で、息を押し殺してしまうほど、ため息が出るほどの美しさ。芸の道の華やかさも苦しみも泥臭さも描ききった、自分ごときが評価することすらおこがましいと感じさせられる傑作、芸術だった。
言葉でどう表現すればいいか分からないほど感情を突き動かされる。いつも簡単に使ってしまうけど、本物の「感動」というのはきっとこういう気持ちのことだ。
素晴らしいものを観たと胸がいっぱいになって、エンドロールから涙が止まってくれなくて困った。
映画館で観るべきと勘が働いて良かった。
間違いなく今年一。