血に翻弄され、芸に魅入られた2人の人生。
前半の無邪気に競い合う喜久雄と俊介の様子は、正に春だった。
歯車を狂わせた「曽根崎心中」での喜久雄の美しさは、説明的な台詞が不要な圧巻さ。
人生で最も短い…
「面白い」映画ではなく、「凄い」映画。
喜久雄という一人の人生を見ているようで。
だからこそ、そこで生まれる挫折や葛藤や苦悩にドラマチックな変化がない。
リアルに地味に漠然としたまま進み、最後を…
期待して見たけど、期待を裏切らなかった!
ただ喜久雄と俊介がどうやってまた舞台に戻れたのか、その辺の描写も欲しかった。
最後の曽根崎心中の吉沢亮は、本当に殺してしまうんじゃ…?って思ってしまうくらい…
喜久雄の芸の才を描き出すシーンが、後にその演目自体にも必然性をもったものとしてあらわれるところがとてもすき。
ただ、殴り合いをしたあの日からもう一度共演に至るまでに、喜久雄の俊介や、血筋への気持ち…
2025/06/07 映画館
2025/06/09-2025/07/14 原作
2025/07/19 映画館
ずっと楽しみにしてた作品!公開開始になってすぐに観に行って正解だった!
舞台シーン、屋…
圧倒的な美と主人公の歌舞伎に息をすることも重くなるような圧を感じた。
3時間でざっと国宝に至るまでの人生を見たので喜怒哀楽の感情がぐちゃぐちゃになって満足感に溢れてる。
悪魔と取引して日本一の歌舞伎…
久々に映画館で観たいと思った映画やし、観てよかった映画。これはテレビとかスマホで観る映画じゃない。
吉沢亮も横浜流星もとてつもなく練習というか修行を重ねたんやろうなあ、と胸打つものがありました。
…
全然見る予定はなかったが、ここ最近すごく話題になっていると聞くので邦画好きとしては見ておかないとかなと思い鑑賞。
高評価なだけあってグッとくるものがあったし、役者として舞台に立つという事をずっと3…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会