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モーツァルトとクジラのkei172のレビュー・感想・評価

モーツァルトとクジラ(2004年製作の映画)
4.2
広汎性発達障害のグループで知り合った共にアスペルガー症候群の男女のラブストーリー。

一口に広汎性発達障害と言ってもタイプや程度、
こだわるポイント等には個人差があり、

環境変化やこだわりによって突然パニックに成ってしまう事や激昂する事があるので、周りも戸惑ったり振り回されてしまうし、本人も辛くなったり自信喪失したりする事が有る様に思う。

周りからは、なかなか理解できない当事者の視点から描かれているので、

当事者は、どんな風に感じているのかを少しでも理解出来る手掛かりになるか?と思う。

重いテーマとしての描かれかたよりもコケティシュでヒューマン、清々しいラブストーリーとして描かれている。

挿入歌は、どれも歌詞も良くて映画を盛り上げている。

2回以上観ると味が出て来る。

北欧出身の監督らしいカラーも感じられた。

主役のジョシュが素敵だし、ラダも魅力的だ。
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