『野生の島のロズ』 東京国際映画祭アニメーション部門での上映にて観賞。
評判に違わぬ素晴らしいアニメーションだった。今の時代の『アイアン・ジャイアント』ってところかな?
ドリームワークスの作品だけど、ピクサーっぽい。アイディアが斬新。
前半はほぼ台詞なし。突然、森に出現した「ロボット」と森の仲間たちとの動きだけで、驚かせ、惹きつけ、笑わせる。これだったら言葉の壁ないなぁ。
中盤はサービスロボットとして「母」の仕事に努めようとするロズの奮闘記。ロズを母親と思い込んだ子供の雁と、ロズの母親業のチグハグさが笑いを誘う。
そして、赤ちゃんだった雁がついに飛べるようになった時、ロボットメーカーからロズ回収の命が下る!果たしてロズと雁と森の仲間たちの運命は?
本来、心は持たないはずのロボットに「心」が芽生えるってところで『アイアン・ジャイアント』を引き合いに出したんだが、本作ではそれが「母の愛」なので、ロボットながら母子の話になってるんだよね。
かなり多くの方がハンカチで目頭を押さえてました。泣かされます。
監督は『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダース。
主人公のロボット「ロズ」にルピタ・ニョンゴ、雁の群れの長「首ナガ」にビル・ナイ、森一番の力持ちの「熊」にマーク・ハミルなど、声優陣も豪華!
『野生の島のロズ』は来年2025年2月7日、全国公開予定です。オススメ!