片腕ファルコン

暁の挑戦の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

暁の挑戦(1971年製作の映画)
3.0
シネマヴェーラ渋谷の橋本忍特集にて…

今日もあの綺麗な受付のお姉さんいたなぁ。
日本人離れしたスーっとした鼻…すいません、このくだりはもう良いですね。

一応こっちの映画が見たくて足を運びました!

横浜市鶴見区で起きたという「鶴見騒擾事件」を川崎市に置き換えて描いた『暁の挑戦』!!

この映画最近までフィルムが紛失していて幻の映画になっていたようです。(VHS含めて未ソフト化)

1971年の作品なので、若林豪とか倍賞美津子とか当然みんな若くてギラついている。
そんな中、圧倒的な存在感を放っているのはやっぱり渡哲也さんでした!!今作では完全なる非道な悪役!!この人『仁義の墓場』とかでも分かるように外道の方が似合ってる気がする。

ストーリーは公共工事の利権争いを巡って、ヤクザと土方が激突するお話なんですが…面白いんですけど、まぁ長いですよねぇ。。かなり長い!

それでも終盤から抗争が激化してくると面白くなっていき、クライマックスシーンは圧巻!実際にもあんな風のなったのかは不明ですが、再現なら鳥肌モノですよね。

追い込まれた渡哲也さんの顔が寄ってきて、何か凄い事言いそう…と思ったら個人的にはあまりピンとこない最後のセリフでした。

名作!とはハッキリ言い難いですけど、絶対DVD化はすべき作品であることは間違いありません!!