コメディ・テイストのホラーと言うより、ホラー・テイストのコメディ。観終わった後の感触は「怖い」ではなく「面白い」だった。
「ジョーカー」でロバート・デニーロが司会をしていたようなテレビ番組が視聴率挽回を目指して放送したハロウィンのオカルト企画。軽妙なお喋りが売りの主人公は、日本で言うと愛川欽也か、広川太一郎か。
実在したかのようなスタジオ風景を見ているだけで結構楽しい。こういう際どい番組は1980年ぐらいまで結構存在したけど、ビデオやCGの技術が発展した事で視聴者の目が肥えて衰退していったという話を聞いた事がある。
そんな過去の実情は一旦置いといて、仕込みとハプニングが絶妙に交じり合う展開を無邪気にに楽しむのが𠮷。ホラーを期待していると物足りないかも。