Aimi

マラソン マンのAimiのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.5
観る前はマラソンに勤しむ人の話だと思ってた。
まあ実際主役のダスティンホフマンはマラソンに勤しむ大学生なんだけど、物語は老人のカーチェイスから始まるからまずそれで度肝を抜かれてしまった。

あれ?これ、マラソンの話じゃないの??って困惑する。

舞台をパリに移してもそこにマラソンのマの字も見当たらず、たくさんの謎を散りばめサスペンス色を濃くしながら物語は展開していく。
その展開の様はゆっくりと、じっくりとしているのだけれど、途中ダスティンが危険な目に遭ってしまってからは勢いが増して怒涛の展開を見せていく。
散りばめられた謎は回収されていき、その過程の中で、マラソンの如くひたすら走り続ける中で、平和主義者の若者ダスティンは成長し最後には見事な復讐劇を見せてくれる。

正直、中盤までは少し退屈してしまっていたんだけれど後半は時間も忘れてのめり込んでいた。

それにしてもあの歯医者シーンは、観てるこっちも痛くて痛くて身悶えしてしまったよ。。歯医者嫌いの私にはあの音だけでも辛いのに、あの仕打ちは想像するだけで嫌な汗が出た…繰り返される "is it safe?"といい、もう二度と観たくないシーンのひとつ。けれどそういう強烈なシーンを作れるってそれだけでただものではない作品の証です。
良質サスペンスを堪能したい時に是非。