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マラソン マンのRのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.9
ダスティンホフマンがマラソン大会に出場することを決意し優勝するまでのプロセスを詳細に描いたドキュメンタリーだと思ってました。それは嘘です。でも、アスリートのドラマだとは思ってました。見てみたら、確かにホフマン走りまくってるんやけど、訳のわからん陰謀に、何やわからぬまま巻き込まれて、なのにお前全部知ってるんやろ!みたいに問い詰められ、拷問までされ、けどホンマに何ひとつ知らないの!っていう悲惨な大学生のお話。とりあえず非常に気になるのは、ダスティンホフマンがあまりにも年齢不詳であること。アメリカは確かに年増でも大学行く人多いみたいなんで、まぁホフマンくらいのオッサンがおっても…って思うけど、めちゃめちゃ若くも見えるねんな。どういう設定なんやろ。ちなみに入浴シーンが2回も出てきてフルヌードまで披露。が、興味は湧きませぬ。で、ロイシャイダーが謎の中年イケメンを演じてて、一体何者なんだ?って思うんやけど、意外と見終わっても何なのかよく分からない笑 ってか、この映画、前半は何が起こってんのか、ホントによく分からない。下手すると見る人によっては、この時点で、アウト!見るのやめよっ!てなりそうだが、1回目見るときに分かりにくい映画を最近見すぎで、だいぶ抵抗ができてたのか、なかなか楽しめた。ま、なんせ、冒頭いきなり頭悪そうなジジイ同士のカーチェイスで始まるのでビックリ。ほんで、後半ようやく全貌の半分くらいが明らかになってからはかなり面白い。いやそれまでもわかんないなりになかなか面白くて、ホフマンのイタイ系ロマンスや、シャイダーのイタイ系お手々、ホフマンのちんちくりんマッチョ、シャイダーのクールオヤジマッチョ、ホフマンの入浴、シャイダーの衝撃的最期、など見どころ満載で、その後そりゃさぞ痛かろ!という拷問シーンがあるんやけど、なぜかそんなに痛そう見えないという笑 で、陰謀の正体が明らかになるほどに興奮は増すんやけど、同時にちょいちょいツッコミどころも出てきて、けど、何か逆にそれが愛らしくもあり、不思議な感じ。クライマックスとか微笑ましくすらある。いけませんねぇ、ほんとに、人や民族をいじめては。あと良かったのは全体的に画が非常にカッコいいこと! それだけで見続けることができるくらい、特に夜や朝方の街中のシーンがめちゃめちゃよかった。たぶん2回目見た方がより楽しめる系ではありましょうが、見たいかどうかが分かりません。
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