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幕末太陽傳のAPlaceInTheSunのレビュー・感想・評価

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
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んーー。
この作品は、日活が100年後にも残したい一本として、大金かけてデジタルリマスターした作品らしいです。
また、日本映画史ベスト100ランキングなんかにも常にあがってくる重要作品。

んーー。
まず、現代人にはセリフが聴き取りにくい。2回目見て、理解できた。
また、『居残り佐平次』など幾つか落語を元に脚本が書かれている。古典落語を沢山知っていると尚、面白さが倍増するのだろう。
江戸(末期ですが)の町人文化、遊郭文化や幕末志士の日常を描いたものとしても歴史価値があるのだと思う。

んーー。
フランキー堺が演じる主人公の、飄々として口八丁手八丁でその場を乗り切るキャラは楽しく、邦画史としては『クレイジーシリーズ』『無責任社員』の植木等や『男はつらいよ』シリーズの寅さんのキャラクターに影響を与えてそうだ。

んーー。
佐平次が実は命が短い事を知って2回目見ると中々味わい深い。
ただ、嘘はつきたくないので、絶大な評価を受ける理由はわからなかった。
コメディなんで笑いのツボがわからないとキツい。
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