自分史上邦画No.1は『37セカンズ』。なので、ずっと楽しみにしてたHIKARI監督の長編第2作。
個人的な文脈として、人生最大のショックが起きた翌日に観たため、2時間ほぼ泣きっぱなしとなる。が、それは単に物理的に涙が止まらなかったに過ぎず、『37セカンズ』を初めて観たときのような鮮烈な驚きや感動はなかった。
脚本はもちろん良くできているし、映像も美しい。役者の演技も全員素晴らしく、特に柄本明さんと子役のシャノンちゃんには泣かせられた。そして、『37セカンズ』好きにとっては神野さん&板谷さん&宇野祥平さんの登場も嬉しい。
それでもさして感動しなかったのは、あまり好きではない『ロスト・イン・トランスレーション』および『PERFECT DAYS』に似ていたせいだろうか。あるいは、前回は「性」という自分にとってど真ん中だったモチーフが、今回は「家族」というそれほど思い入れのないものだったせいだろうか。
素敵な作品ではあるので、たくさんの人に見てほしいと思ってます。