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縄張(しま)はもらったのkojikojiのレビュー・感想・評価

縄張(しま)はもらった(1968年製作の映画)
3.9
1968年公開の日活ニューアクション。なかなかすごい。
東映の実録路線の先駆け的なのかな。
ストーリーはまあ日活らしい。
地権争いをしている古参の組と、新興の組に小林旭を頭にした組が割って入り、抗争になる。
女の子たちがみんな酷い目に。梶芽衣子はいきなりあんな目に。
藤竜也もまたすごい拷問を受けて。
全体的に結構ハードなシーン満載。
この作品は川地民夫がいい感じ。
宍戸錠はじめ、即席の組の男たちが何故そこまで小林旭に肩入れするのか。それが仁義の世界に生きる漢の生き様なのか。

撮り方が凝っているのが、さすが長谷部安春監督。
障子の隙間、望遠ショットなど。
ただ、ラストの風呂場の決闘シーンの繰り返しは?って感じ。

いつも思う。日活がこんな作品を作っていた時代に生まれていたらと。
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