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シサㇺのKZchampignonsのレビュー・感想・評価

シサㇺ(2024年製作の映画)
4.7
江戸初期のアイヌと松前藩の話。
正義をかざし、自らの道理で、文化の異なる人々を殺してしまう。 大義は大義だが、戦いは個人個人のぶつかり合いとなる。見ていて悲しい。 サヘルローズの迫真の演技が、またサヘルローズ自身が抱えている過去と現在とラップして、胸を打つ。映像も戦闘シーンの残酷さも、厳しくつらい。
われわれ人間は、生きていく以上罪を犯さざるを得ないのか。それを引き受けて生きていくしかないのか。 夏の北海道だけだったのが、ちょっと物足りない。冬の自然の中で生きていくことの厳しさと感謝も描いてほしかったかな
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