rage30

バッドボーイズ RIDE OR DIEのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

『バッドボーイズ』シリーズ、第4作。

前作から主人公も中年になり、シリアスなテーマを扱う様になったわけですが、本作もその延長線にある作品かなと。
前作程の重たさはないものの、警察内部の陰謀や主人公が追う側から追われる側になったりと、サスペンス要素が強いのが本作の特徴でしょう。
初期作品にあった軽薄なノリは薄まったものの、観客も大人になった事を考えれば、大人向けの見応えのある内容にチューニングするのは、自然な事なのかもしれません。

勿論、バッドボーイズらしい2人の掛け合いや、派手なアクションも用意されています。
本作では、スピリチュアルに目覚めたマーカスのギャグがありますが、正直、面白いかどうかは微妙なところ。
それよりも、レジーの意外過ぎる活躍が面白かったですね。
軍人である事は知ってましたが、まさか、あんな殺人マシーンだったとは。笑
また、シリーズ2作目から継続的に出演してきた、デニス・グリーンがやっと日の目を見た…という意味でもエモいものがあって、ラストカットが彼だったのも、シリーズを追いかけてたきたファンならば、グッと来るものがあったのではないでしょうか。

アクション面に関しては、今回はお馴染みのスローモーション演出が見えなかったのは残念。
でも、その分、FPS視点を切り返す様なショットは斬新なものがあったし、ヘリコプターやエレベーター内でのアクションや白いワニとの戦いなど、それなりに見所はあったかなと思います。

前作で保留されていた、アルマンドについても、一応は禊を払った形でスッキリしましたし、ラストはワイスピっぽいファミリーの打ち上げで終幕。
興行成績も良かったみたいで、こういう中年世代が頭を空っぽにして楽しめる娯楽映画は需要があるのだなと思わされますし、マイクとマーカスにはまだまだバッドボーイズとして頑張ってもらいたいところです。
rage30

rage30