ホラーは基本的に人間がひたすらダメージを負い続けた後に除霊を使ってこれ以上の被害を減らしたり避けたりするのが基本。
でもこの映画は、今まで食らったダメージをやり返してやる、という幽霊に対して復讐する物語。
登場人物はひたすら運動して飯を食って寝る。
幽霊というファンタジーな存在を人間が“生命力”で倒しにかかる。
後半、4文字のど下ネタが連呼されるのだが、それが話のテーマ性にベストマッチでちゃんと機能してるのもすごい。
下ネタって生命力として力を発揮するんだなw
今までのホラー映画以上の胸スカが待っている。
前半と後半のジャンル転換がお見事。
前半のホラー部分はしっかり怖くつくられてる。
家の構造を活かしたホラー演出や誰が呪われて退場してるかわかる場面転換。
真っ直ぐなホラー映画をやってる。
人が死ぬシーンも容赦なくて良い。
ただ後半に一気に雰囲気は変わる。
お婆ちゃんが覚醒して人格が変わりコメディになる。
ホラー映画で味方側に最強キャラが登場するのは白石晃士監督あるある。
本作でもお婆ちゃんがあまりにも頼りになる良いキャラをしてる。
