脚本:安里麻里。前半100000点。終盤-90000点みたいな映画だった。とにかく終盤の原作改変が酷すぎる。とくに実写で追加された「父親からの家庭内暴力」という後付け設定。原作のサユリの内面の不安定さが全く活かされておらず、父親がただただ気色悪いスイッチャーとして機能しているのが残念。断固原作派!!みたいな過激な思想は持ち合わせてない(つもり)だけど、父親の暴力とかいうありきたりな展開に改変されたことによって、着地もまったく原作と異なるものになってる。あと、個人的には弟の死体の行方は原作通りにして欲しかった。焦らし焦らして返された後に婆ちゃん「今さら(死体を)返されても遅い」ってセリフが好きだったので……。なんやかんや文句はあるけど、それでも前半のザッツ邦画ホラーな展開は本当に嬉しいし、弟殺害シーンとか最高。久々に震え上がるほど怖かったし、映画館にいる他の客と一体になるようなライブ感が楽しかった。「元気ハツラツおまんこマンマン」は本当恥ずかしいんですけど、正直爆笑してしまいました。