以前から気になりつつ「そのうち観よ～」と呑気に構えてたら、この度DVDが廃盤になると知り慌てて買いました。
てか、これ伝説のハゲパニックホラー「悪魔の凶暴パニック」の監督さんじゃん！
およそ8000万匹の本物のゴカイを使って撮影されたパニックホラー。
やっぱり本物に勝る迫力と気持ち悪さはないなと痛感させられる。
この映画、設定も意外と細かく考えられてるんですよね（信憑性は別にして）
暴風雨により送電線が倒れ、地中に高圧電流が流れ込んでゴカイが大量発生。
しかもそいつらが何故か凶暴化して人間に襲い掛かってくる。
うーん…納得出来るような、意味不明なような感じだけど、ゴカイパニックが起こる理由付けはハッキリとしてる。
それに加えて8000万匹の本物ゴカイが大量に室内になだれ込んでくる迫力ったらもう！
私はめちゃくちゃ虫嫌いだけど、ここまで来るともはや現実味がなくて「気持ち悪い」っていうより「ぽかーん」としちゃうな。
そしてゴカイに負けず劣らず気持ち悪いのが、主人公の女性に恋心を寄せるロジャー君ね。
主人公家の草むしりを手伝ったり良い奴なのかもしれんけど、私は初っ端からコイツなんかキモいと思ってたぜ…。
主人公と二人っきりになった時のロジャーの何ともイヤらしい顔つき、俳優さんのリアルな表情作りが上手過ぎてガチで気持ち悪い（笑）
そんなキモいロジャー君がゴカイパニックの犠牲者になり、ヤケクソで主人公に襲い掛かるというキモ男パニックも見逃せない。
コンピューターが発達していない時代だからこそ出来た迫力の出来栄えですね。
これがもし現代でCGIリメイクされたとしても、おそらくそこまでハマれないと思う。
流血やゴアといったグロさは控えめながらも、やはり巨匠リック・ベイカーのおぞましい特殊メイクは素晴らしいです。
ディスク欲しいな～って思ってる人は、まだお値段が安い今のうちに購入をおすすめ。
