すずき

スクワームのすずきのレビュー・感想・評価

スクワーム(1976年製作の映画)
3.3
前日の激しい雷雨が影響で、電気や水道などのインフラが一時的に途絶されている田舎町フライクリーク。
彼はそこに住むジェリーは、NYから来たボーイフレンド、ミックと骨董屋に行く約束をしていた。
しかし骨董屋の姿は店に無く、代わりにあったのは白骨死体!
犯人はなんとゴカイ!雷雨により、切れた送電線は地中に電流を流し込み、釣り餌用のゴカイ養殖場のゴカイ10万匹を凶暴化させたのだ!
その事を知らない2人は、事件の謎を調査するのだが…

ゴカイというか地中を進むからミミズ?それともちっちゃいトレマーズ?が大量に出てくるアニマルパニック。
宣伝にゴカイ8000万匹を撮影に使用、との謳い文句らしいが、大量のゴカイがひしめくシーンは偽物。
おそらく本物は数百~数千匹ぐらいじゃないかな?
ちなみに、偽物のゴカイを動かしてるのは下積み時代のジェームズ・キャメロンらしい。

偽物とはいえ、非常に良く出来ていて気持ち悪い事この上ない。
風呂桶いっぱいにゴカイ、ドアを開けたらゴカイの洪水、リビングいっぱいにゴカイの海!なクライマックスは観る価値あり!触手好きにもオススメ!
あと特殊メイクはリック・ベイカー。
顔面に大量のゴカイが張り付き、さらに顔の内部を食い進んでるシーンとかスゴい。

でも何よりグロいのは、やっぱりホンモノのゴカイだよね!
アメリカのゴカイはデカくって、小指ぐらいあるのもいて相当キモい!
穴がでかいアメリカンサイズのシャワーから、アメリカンサイズのゴカイがニュルニュル出てくるとかキモすぎる!
ドアップになって歯をむき出し、「キシャーーーーッ!」と鳴くゴカイは怖すぎる!…あれ、ゴカイって鳴いたっけ?

難点はクライマックスまでゴカイを小出しにして引っ張る所。
クライマックスでもほとんど姿を見せないサメ映画とかに比べれば百倍マシだけど、退屈なモンは退屈である。