とてもおもしろいのだが、この人たち一人一人ではなく一つの作品に繋ぐことでなにかカメラの向こう側、こちら側を感じでしまった。知的障害のあるアーティスト、というくくりがあるだけで、それぞれをつなぐ必然はない。
シゲちゃんのパートはフレームの中に収まっているかぎり私たちを楽しませてくれるが、もし実際に関わるとなると嫌な想像が働いてしまうという動物園的なものになっている気もする。もちろんシゲちゃんそのものではなく、映画をみてその想像をしてしまっているし、撮影スタッフたちはシゲちゃんとコミュニケーションをとっているのだろうが。