このレビューはネタバレを含みます
原作を1年かけて読み終わり、楽しみに映画館へ。
架パートが読みづらくなかなか進まなかった。真実パートはすぐに読み進んだ。挫折しかけたが、映画化されると知り気を取り直しまた読む。
映画は婚活の話しで始まるけれど、
女の子の自立の物語だと。
意外なラスト
男が女を迎えに来てハッピーエンドにするんじゃなく、女が男に「一緒に生きて行きたい」と。これは女側が男を選んだ、とも取れる。
原作と異なり、架が真美を迎えに来て正式にプロポーズし 真美がOKして終わるだったと記憶(原作はもう手元にないので、間違えてたらすみません)
冒頭の真実は実体がなくフワフワしてて、お嬢様かと思うほど。
自分で物事を決められない、ちょっと押すと倒れちゃうような女の子。
…婚活だけどガツガツしてない。架はそこに惹かれたわけだけど。
架は、ベンツやロレックスとか 何故お金持ちの設定に変えたのかな。
真実の基準。キスができるかどうか、結婚相手が生理的に無理じゃないかどうか。まあそれはそうだろう。
「真実」って名前もまた…
架の女友達は作者の分身、代弁者。
けれどラストの彼女と話したら 彼女の変化がつぶさにわかるだろうな。
大人の女性へと自立し、生まれ変わったようだった。
人間同士が一緒に生きてったり、生活したり子供を産み育てるなら、女の子のまま…じゃムリなわけで。たくましい、ドッシリしたとこもお互いにないと。片方を支えないといけない時期は必ずくる。それは男、女関係ない。
遠回りしたけど、あのまま結婚してたら、お互い実はどんな人なんだろう?と、上辺だけ、きれいな表層だけ見てるんじゃ どの道行き詰まる。
真実が、婚約指輪と思い開けてみたらネックレスと知りがっかりしたシーン。波風は一切立てずニコニコお礼を言う。二人の関係性を象徴してた。
もしも有縁ならば、もう一度会えるとも思う。
ともあれ、好きか嫌いか、ただそれだけじゃダメなの?と老婆心と言うかもどかしさも感じた。
あんたが好きやねん!!って叫んじゃえ!それも若さの特権だよー。
それじゃ別の作品になっちゃうか。... 変なこと言ってすいません💦