音楽と美術がとにかく素晴らしいなと。
最初から最後まで割と淡々と静かに進む作品なのですが、ここぞという時に入る弦楽器の音色が今も頭から離れない。
赤黒白を中心とした色彩へのこだわりも凄く感じました。とあるシーンはほぼほぼ赤と白の配色だけなのに、すごく面白い構図になっていて、まさに配色美。どこを切り取っても絵画のよう。
ストーリーに関しては、キリスト教についての知識が少しでもあった方が絶対楽しめると思います。
知識はある事が前提で、特別な説明はないまま淡々と進んでいくので。
キリスト教の学校を出た身内から、コンクラーベの煙の色についての知識を教えてもらい、なるほど、あのシーンはそういう事か。となりました。